フェライト磁石

フェライト磁石 材質説明

フェライト磁石は、酸化鉄を主原料にして炭酸バリウムや炭酸ストロンチウムなどを加えて焼き固めて作るセラミック磁石です。コストパフォーマンスに優れているため、世界で最も大量に生産されている磁石です。製造方法によって等方性と異方性に分けられ、異方性は等方性の2.5倍の磁力があります。マグネット健康用品をはじめ、スピーカーや汎用モーター、雑貨品等様々な用途で使用されています。
日本で工業用磁石として実用化され、進化してきました。外観は灰黒色で、陶器と同様な性質を持っていますので、比較的割れやすく、取扱いには十分注意が必要です。
さび等の腐食の心配はありませんので、雨、水、等の高湿度環境下でも安定して使えます。比較的安定した磁気特性を有しますが、保磁力の温度特性が金属磁石と逆であり、マイナス30℃以下の環境で使用する場合は低温減磁に注意する必要があります。 ネオジム磁石やサマコバ磁石と比べて磁気特性はかなり低くなりますが、広い応用分野で多く使用されています。比較的大型の磁気回路や応用製品に適していて、さらに製鉄の副産物が主原料として使えるメリットもあります。
このフェライト磁石は1955年頃に商品化されて以来40年近くにわたり生産重量、生産金額で主役の座を守ってきました。フェイライト磁石の国内生産は、現在は金額で希土類磁石に抜かれましたが、最もポピュラーであらゆる分野で使用されていて、重量では相変わらずNo.1を守っています。

特徴

  • 粉末冶金(バリウム・ストロンチウム・酸化鉄)による焼結磁石
  • 耐蝕性にすぐれ偏平な形状に適している
  • 割れやすいが、安価な磁石

主な用途

  • スピーカー
  • モーター
  • 各種吸着用部品
  • 医療機器

フェライト磁石 製造工程

原料成分
炭酸バリウム(BaO3)、炭酸ストロンチウム(SrCO3)、酸化鉄(Fe2O3
フェライト磁石製造工程

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