サマリウムコバルト磁石

サマリウムコバルト磁石 材質説明

サマリウムコバルト磁石は、主成分がサマリウムとコバルトで構成されている希土類(レアアース)磁石です。磁気特性はネオジム磁石に次ぐ高い特性を持ち、しかもネオジム磁石と比べ温度特性が良いので高信頼性が要求される各種メーター・小型発電機・レーザー機器等に使用されています。
また、耐蝕性が良いので、表面処理の必要がありません。
一方、原料であるサマリウムおよびコバルトの供給が不安定で価格が高く、磁気特性から見てコストが割高であることが難点といえます。また、機械的強度が低いため欠けやすく、扱いにくい面もあります。
1960年頃から希土類元素とコバルト系の金属間化合物の磁性の研究が盛んになり、サマリウムとコバルトの比が1対5である金属化合物が優れた磁石になることが1967年に米国で発見されました。これが1-5系サマコバ磁石のはじまりです。その後、改良開発がすすみ、1-5系よりも高い磁気特性を持つ2-17系サマコバ磁石が実用化されました。この磁石はサマリウムとコバルトの割合が2対17である金属化合物をベースにした磁石で、その高特性ゆえに現在ではサマコバ磁石の主流となっています。

特徴

  • 希土類(Sm・Co)を主成分とした焼結磁石
  • ネオジム磁石に次ぐ高特性
  • 錆びにくく、高温減磁に強い
  • 脆いので取扱い注意

主な用途

  • 高温対応モーター
  • メーター
  • スパッターリング
  • 分析用機器
  • 時計用モーター

サマリウムコバルト磁石 製造工程

原料成分
サマリウム(Sm)、コバルト(Co)、電解鉄(Fe)、電解銅(Cu)
サマリウムコバルト磁石製造工程

サマリウムコバルト磁石特性表へ

ページの先頭へ